Apple MusicやSpotifyなどを始めとし、さまざまな楽曲が聴き放題のサブスクサービスが人気を集めています。今回、サブスクの達人では、ハイレゾ・高音質の音楽系サブスクサービスの比較方法や選び方、人気のサービスをご紹介。ぜひご覧ください。
サブスク比較ハイレゾとは?
ハイレゾとは、CDより多くの音の情報量をもつ音楽データで、音の鮮明さや強弱、奥行きなどの表現に優れています。
原音をデジタル化する際に、CDでは記録しきれない音の領域があります。
ハイレゾはCDの約3~6.5倍の情報量を記録することができるため、録音現場の空気感や、臨場感まで感じ取ることができます。
より原音に近い音質で音楽を楽しみたい場合、下記の3つの値が参考になります。
音源 | サンプリング周波数 | 量子化ビット数 | 1秒間に流れるデータ量 |
一般的な音楽サブスク | – | – | 最大320kbps |
CD | 44.1kHz | 16bit | 1,411kbps |
ハイレゾ | 96kHz~192kHz | 24bit | 2,304kbps~4608kbps |
近年音楽をいつでも聴き放題で楽しめるサブスク音楽配信サービスの利用率が高まりつつあります。
一般的な音楽サブスクは圧縮された楽曲データを配信しているため、CD音源より低い音質になります。
しかし、一部の企業では音質にこだわったハイレゾ・高音質のサブスクも展開しており、CD音源そのままもしくはCDを超える音質の楽曲を聴くことが可能です。
2021年6月にはAmazonやAppleの一部のプランにおいて、追加料金なしでより高音質の楽曲が聴けるようになりました。
高音質のサブスクに手が届きやすい環境になってきています。
データ量の大きさに気を付ける必要がありますが、音質にこだわりたいという方は、この記事で紹介する4つのサブスクをぜひ検討してみてください。
ハイレゾ・高音質のサブスクの比較方法・選び方
定額料金を払うことにより、場所を選ばず聴き放題で音楽を楽しめるのが魅力の音楽サブスクです。
しかし、ハイレゾ・高音質のサブスクはデータ量が大きいため、通信料やストレージ容量に気を付ける必要があります。
選び方のポイント1:対応デバイスの有無
ハイレゾ・高音質の楽曲を楽しむためには、ハイレゾ・高音質対応のデバイスが重要です。
最新のデバイスならほぼ再生可能ですが、事前に持っているデバイスが対応しているか確認するようにしましょう。
選び方のポイント2:Wi-Fi環境以外ではオフライン再生は必須
ハイレゾや高音質の楽曲をストリーミングで聴く際には、スマホの通信料に注意が必要です。
Wi-Fi環境下でダウンロードして聴くことにより、通信料を気にせずに利用ができます。
ただし容量が大きいため、ダウンロードする際には利用するデバイスのストレージ容量に気を付けて利用するようにしましょう。
再生機器は、容量アップができるように外付けメディア対応の商品がおすすめです。
現在ハイレゾが聴けるサブスクはAmazon Music HD、mora qualitas、Apple musicの3つです。
海外のサービスもありますが、契約方法が複雑なためまずは国内対応のサービスをおすすめします。
この記事ではハイレゾ・高音質の音楽系サブスクのおすすめ4選を紹介します。
Amazon Music HD
Amazon Music HDは、アマゾンが提供するハイレゾ音楽ストリーミングサービスです。
7500万曲以上の豊富な楽曲数を取り扱い、ジャンルやシーンごとのプレイリスト数も充実しています。
Amazonでは、ハイレゾという表記はせずHD、ULTRA HDという表記を使っています。
HDがCD相当のロスレス音源、ULTRA HDがハイレゾ音源に対応しています。
標準のストリーミングのビットレートが最大320kbpsであるのに対し、HDでは最大850kbps、ULTRA HDでは最大3730kbpsの高音質で音楽を楽しむことができます。
従来は月額980円(※1)の「Amazon Music Unlimited」の有料オプションとして、月額1,000円の追加料金を支払う必要がありましたが、2021年6月より追加料金が撤廃されました。
Amazon Music Unlimitedに加入していれば、月額980円(※1)で最高音質のULTRA HDを含むストリーミングサービスを受けることができます。
※1:Amazonプライム会員以外の価格となります。
プライム会員は月額780円の割引価格となります。
おすすめポイント・特徴
基本情報
料金・金額
無料お試し期間
支払い方法
人気のアーティスト
解約方法
※Appleを通じて会員登録を行った場合はAppleのウェブサイトからキャンセルする。
mora qualitas
mora qualitasは、ソニーが運営するハイレゾ音楽ストリーミングサービスです。
音質を損なわないロスレス圧縮を採用し、ハイレゾ音源およびCD音質を豊富に取り扱っています。
ハイレゾ・高音質のサブスクの中でも特に音質に優れていて、ハイレゾは最大4608kbps、CD音質は最大1411.2kbpsとなります。
音の表現が多彩で、アーティストの伝えたい音を鮮明に聴くことができます。
ソニーはハイレゾ対応のウォークマンも多種販売しています。
ハイレゾ音源は容量が大きく、スマホでは容量不足やバッテリー消耗に悩まされることが懸念されます。
ハイレゾ対応ウォークマンを活用することで、音が良いことはもちろん、時間や曲数を気にせずに使用しやすくなります。
他のサブスクサービスと比較すると割高となりますが、より良い音質で、アーティストの制作環境に近くにいるような感覚で楽曲を楽しみたい方にはおすすめのサービスです。
おすすめポイント・特徴
基本情報
料金・金額
無料お試し期間
支払い方法
人気のアーティスト
解約方法
Apple Music
Apple MusicはApple社が提供する定額制の音楽サブスクです。
洋楽を中心に豊富な曲数と、Apple製デバイスとの高い親和性に特徴があります。
ICT総研が実施した「2020年定額制音楽配信サービス利用動向に関する調査」において、顧客満足度ランキング1位となったサービスです。
Apple Musicでは2021年6月から、ハイレゾを含むロスレスオーディオの楽曲7500万曲以上を追加費用なしで利用できるようになりました。
ロスレスとは、CDの約2/3の情報量まで圧縮しつつ、CDのクオリティを落とさずに聴くことができるデータ圧縮方式です。
通常のストリーミングサービスの多くがCDより劣化した音質になります。
ロスレス圧縮ではCD並みに音質が良いため、高い没入感を味わうことができます。
2021年6月現在、3か月の無料トライアル期間があるため、この機会にお試し利用することをおすすめします。
おすすめポイント・特徴
基本情報
料金・金額
無料お試し期間
支払い方法
人気のアーティスト
解約方法
iPhoneから解約する場合は、以下の手順で行います。
※デバイスにより解約方法が異なります。
Spotify
Spotifyはスウェーデンで開始された世界最大手の音楽配信サービスです。
洋楽のラインナップが豊富で、ユーザーに合わせてプレイリストを紹介するレコメンド機能においても高い評価を受けています。
有料プランではMAX320kbpsを選ぶことができます。
CD相当の音質には及びませんが、標準的なストリーミングサービスの中では十分に良い音質です。
2021年6月現在ではハイレゾ・CD相当の音質には対応していませんが、2021年後半にCD相当の高音質ロスレス配信サービス「Spotify HiFi」のサービススタートが予定されています。
現時点では料金や曲数、導入地域などの詳細情報は明らかになっていませんが、今後注目のサービスです。
おすすめポイント・特徴
基本情報
料金・金額
無料お試し期間
支払い方法
人気のアーティスト
解約方法
ハイレゾ・高音質のサブスクについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、サブスクの達人では、「【2023年】ハイレゾ・高音質の音楽系サブスクおすすめ人気ランキング4選!月額定額サービスを徹底比較」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。